今回は英語関係の事業をしているICHIROさんにインタビューをしました。
ICHIROさんがFIREしたあとに起きた実体験は、きっとあなたの価値観に良い影響を与えてくれるはず。
英語関連の仕事を始めて7年~8年になりましたね。
他には翻訳の依頼を会社で受けていたり宣伝活動としてYouTube発信をしています。
社会人になって起業して、経営は6期目に入るところです。
英語に興味を持った理由は正直あんまり覚えてないんです。
きっと洋楽とか映画に影響を受けたんじゃないかな。
それから英語を勉強を始めたらどんどん好きになって、大学では英語を専攻していました。
大学を卒業した後は、社会人として2年働いて、起業しましたね。
大学生の時から起業を志していたので、英語を使ったサービスをやりたいと考えていたんです。
起業に成功してお金を持ったことで、不幸になったと思っています。
ありがたいことに起業1年目から事業はすごい順調で経済的に成功できました。
物欲も満たせて、不労所得を得て、いわゆるFIREの達成です。
ですが、暇になって自分が仕事をしなくても良くなった時に、本当にむなしくなっちゃって...
僕の幸せって「ここにはないんだな」と思いました。
英語のサービスをやりたくて起業したのに、自分のやりたい仕事まで他の人に依頼していて、やりがいを失ってしまったんです。
生産性を上げて効率化しよう!みたいな風潮があるけど、究極まで生産性をあげたら全然面白くないんだなって気づいたんですよ。
困ることがない人生はむなしいだけです。夢を壊してしまうような話ですけどね。
今って自分の成功のために頑張ってる子が多いわけじゃないですか?
それって成功=幸せっていう考えですよね。
でも実際はそうじゃないよってのは伝えたいです。
先がないというか、成功の先にもまた新しい目標が待ってて、終わりがないんですよね。
今やってることとか、過程そのものを大事にして欲しいなと僕は伝えたいです。
目標を達成したら幸せになれるみたいな目標型じゃなくなりましたね。
今ある仕事自体が楽しいなって気持ちで向き合っています。
元々は英語サービスをやりたくて起業したはずなのに、状況が変わってその気持ちを忘れてしまったんですよね。
仕事が大きくなって組織化が必要になった時、もっと生産性上げないと、もっと効率化しないとって思うようになってしまって...
結果主義にどんどん偏っていったんでしょうね。
「自分が好きなことをやる」というのが一番でしょうね。
結局は事業って続けていかないといけないじゃないですか。
継続していくなかでどこかで跳ねたり上手くいったりするので。
でも好きなことじゃないと、ちょっと上手くいかなければ辞めちゃうと思うんです。
長期的に見て成功できないんですよね、
正直、僕は何をやっても成功する人はいると思うし、何をやってもダメな人はいると思う。
成功する人は、
をやってる人だと思う。
逆に儲かりそうな事業を選んでも、好きじゃなければ熱意を持って研究したり努力できません。
前述した話に戻りますが、過程そのものを楽しめるかどうか?が重要です。
「好きなことを仕事にしよう」っていうメッセージは世の中にたくさんあるじゃないですか。
この表現だけだと誤解を与えてしまいますよね。
大前提として、人の役に立たないと仕事になりません。
事業は誰かの喜ぶことをしたり悩みを解決したりする行為です。
だから人に価値提供できるかどうかも考えるのが重要です。
自分は好きなことがたくさんあるけどすべてが仕事になるわけではありません。
趣味としてサウナは好きだけど、サウナの仕事はしていませんから。
人の役に立てることはあるか?を同時に考えると、やりたいことが見つけやすいはずです。
今回の記事は以上です。ICHIROさんありがとうございました。