今回はKindle作家の浅見陽輔さんにインタビューをしました。
Kindle作家として成果をあげている浅見さんの言葉は、きっとあなたに新しい視点をくれるはず。
3年前にKindle出版を副業で始めて、累計で22冊のKindleを作りました。
本業が銀行員なこともあって金融系投資系の本を書いたり趣味の筋トレの本を書いたりしています。
最初は完全に趣味でした。
副業という意識もなかったんですよね。
30歳ぐらいのときに筋トレを初めて、思ったより筋トレにハマって家の中にジムを作ろうとしていました。
ジムといっても大層なものではなく、部屋の隅にマットやダンベルを常備したものです。
その時に家にジムを作りたい人向けの本がないと気がつきました。
本がないことにもどかしさを感じたタイミングで個人で出版できるKindleビジネスを知り、世の中にないなら自分が出版しようとトライしたのがきっかけです。
直近で思いつくのは、トレンドを狙いすぎて失敗したことです。
Kindle作家を3年続ける中で一番ヒットしたのが、2023年の1月に出した新NISAを解説した本でした。
この本がヒットして、考えられないぐらいの収益が出ています。
NISAの本がヒットした体験から、トレンドを狙えば収益は上がるんやと気づいたんです。
そんな時にちょうど新SNSのThreads(スレッズ)が出ると話題になりました。
これはチャンスだなと思い本業の有給を使って、1週間ぐらいのスピードでThreadsの本を書き上げたのですが...
結果は大失敗。
絶対儲かると思ったんですけど、売り上げがまったく上がりませんでしたね。
最初は趣味として始めたKindleでしたが、収益も上がってきて、欲が出てしまったんだと反省しています。
自分が得意じゃないことに手を出したのが良くなかったと感じました。
私は本業で銀行員をやっているので、前にヒットしたNISAは書きやすいジャンルだったんです。
金融系の最新の情報も本業で得られるので、トレンドと自分の強みが掛けあわさって、うまくいきました。
一方でThreads(スレッズ)は自分の専門外の分野です。
僕はSNSには注力していないし、知識も乏しい中、無理やりコンテンツを作ってしまいました。
コンテンツの中身も他の本と比べると薄くなってしまったっていう気もしますね。
英語に翻訳して出版したKindle本もまったく売れませんでした。
日本語で本を作ったら日本語圏の人しか本が売れませんが、英語で作ったら全世界にマーケットが広がる。
もうこれは絶対いけると思ってましたね。
ですが、結果的にまったく売れませんでした...
売れなかった原因はわかっていなくて、
こういった要因はあると考えているのですが...
やっぱりThreads(スレッズ)と同じで知識がない分野で失敗しています。なので知識のないまま、未知の分野に切り込んでいくのはあんまりよくないですね。
とにかく、やってみることです。
最初は趣味でKindleを始めて、収益については気にしていませんでした。
私がKindleをはじめた当初はKindle出版に関する情報も少なく、稼いでいる人は知らなかったくらいです。
kindleで稼ごうと思っていなくて、最初は約2,000円の収益だったんですけど、2,000円でも満足できてたんですね。
なので最初は収益を気にせず、自分が好きなこと、自分ができることをやってみて、収益は後から考えるのでもいいのかなと。
とにかく続けないと話にならないので、収益を無視して最初は、何とか続けていくこと、好きなことで攻めるのが良いと思います。
もし私が最初から収益目的でKindleを始めたら心が折れてましたね。
最初の1年は儲からなくて、1年かけてやっと月1万円乗ってきましたから。
手数を増やす、これ以外ないと思っています。
私の趣味の事例だと、昔はボールジャグリングしたりとか電子工作試してみたりとか本当にいろいろやったんですね。
趣味10個試して、今続けてるのってほんまに筋トレとか、この本を書くとかデザインぐらいっていうレベルなので、続かなかった趣味って山ほどあります。
なので手数を増やして、色んなことを試すのがおススメです。
本記事は以上です。浅見さんありがとうございました。
記事にできなかった音声も収録されています。