今回のインタビューでは、金融系の企業から独立起業をした

「親子で副業をする」というアイディアを広めている

の言葉は、お子さんがいる方にとって興味深い内容になるはず。

のださんの簡単な経歴を教えてください

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もともと20年ほど金融系の会社でサラリーマンをしていました。

そこから息子と起業をして小中学生向けの金融教育事業をしています。

具体的に言うと、お金の知識が学べるオンライン教室です。

他にも親子で副業をする「親子副業」というアイディアを広める活動をしています。

現在はクラウドファンディングを使って親子副業アイディアコンテストという企画を開催中です。

お子さんと起業をするきっかけは何だったんですか？

2020年のコロナ禍、わたしが在宅ワーク、息子が休校でコミュニケーションをとる時間が増えたことです。

子供が「将来お金持ちになりたい...!!」という話をしていたので、お金の知識が身につくYouTubeや本を薦めていました。

なかでも金持ち父さん貧乏父さんという本に影響を受けています。

お金持ちになるためには、起業が必須である

」というフレーズが書いてあって子供の意識が「起業」に向いていきました。

子供も「自分くらいの年代からお金の勉強するのが大事」と気づき始めて、友達にもお金の知識を伝えたいと言い始めたんです。

まぁ、若干同級生にマウントを取りたい気持ちもあったと思うのですが...(笑)

それが大まかな起業するまでの流れです。

起業をして一番の失敗を教えて頂けますか？

起業当初は散々なスタートでした。

最初は息子の同級生に無料モニターになってもらったんです。

息子が同級生にお金の知識についての講義をしました。

講義のアンケートをとったところ、ひどい感想が届いたんですよ...

友達だからこそ、素直な意見が届きましたね。

息子は本やYouTubeからお金の知識を得ただけで、本質的に金融について理解をしていません。

なので、質問が来ても的確な回答ができていませんでした。

息子さんはどうなってしまったのでしょうか...??

アンケートの結果を受けて「じゃあ、どうするか？」と話しあいをしました。

俺はお父さんから聞いたお金の話は面白かった、だからお父さんが授業をして欲しい。俺はお金について同級生とディスカッションをしたい。

息子はこう言ってくれました。

なので、前半は私がお金の授業、後半は同級生と息子がディスカッションをする形で講義をしよう！と役割分担ができました。

失敗から学び、改善して軌道修正するプロセスを息子が学んでくれたので、結果的に失敗して良かったと思っています。

他に失敗したことはありますか？

もう1つ私がした失敗を言うと、息子のキャパオーバーに気づいてあげられなかったなと反省をしています。

ビジネスコンテストに出て、ファイナリストに選ばれた時のことです...

最終審査でプレゼンがあって、息子が準備をしていました。

そのプレゼンの3日前に、息子がいきなり号泣してしまったんですよ。

プレッシャーが原因だと思います。

コロナ禍で休校があった影響で、当時中学生は2学期で1年分の授業をしないといけなくて、学業が大変だったんです。

土曜日も授業があったり7時間授業がある日があったり...

息子は仕事と学校でキャパオーバーになってましたね。

その辺りは気をつけていたのですが、失敗したなぁと思いました。

プレゼンには出られたんですか？

その後、話し合いをして息子の意思を確認しました。

丁寧に、慎重に話をして、息子も「あと3日だけ頑張る」といって無事にプレゼンを終えました。

結果として賞を頂くこともできて、息子にとってよい成功体験となっています。

自信がついたし自己肯定感みたいなものが上がって成長したのが目に見えてわかりました。

わたしの失敗であったものの、最終的には良い方向にいって良かったなと思っています。

最後に:今からSNS発信や副業をはじめる人にどんなアドバイスを送りますか？

大切だなと思うことは2つあります。

1つは、なぜ自分がそれをやってるのか？理由や理念を作り上げることですね。

理念を伝えることで第三者から共感をしてもらえます。

また、理念があることで「自分のためだけに副業をやってるわけじゃないので、もう少し頑張って続けよう」と継続のモチベーションにもなるはずです。

人間は他人のためになら頑張れるっていう側面があるので、後付けでもいいし無理やりにでも理念を創るのが良いです。

理念は大事だけれど、いざ理念を持とうと言われても難しいですよね。理念を持つためには、何が必要でしょうか？

考え方としては、自分の行動を社会課題の解決に繋げるのがおすすめです。

たとえば、高齢者のためのペットシッターの副業をするとしますよね。

歩けなくなったお年寄りの代わりに、ペットを散歩に連れて行くような副業です。

ただペットシッターをやるんじゃなくて、

このようにペットシッター1つ例にとっても色んな社会課題の解決が挙げられます。

「社会課題の解決」の点から理念を考えると、思いつきやすいはずです。

多少無理やりにでも社会課題の解決に繋げるのが大事だと思っています。

もう1つのメッセージは何ですか？

リアルでの繋がりを強くした方が良いってことですね。

積極的にオフラインで人と交流することをおススメします。

理由は、オフラインで人と会うことで信頼されやすくなるからです。

わたしが推奨している親子副業がフジテレビのノンストップという番組で特集を組まれました。

きっかけはリアルで繋がっていた方にフジテレビのディレクターを紹介してもらったことです。

ネットだけの関係だったら難しかったはず。

他にもリアルで会ったからこそ得られた仕事があります。

ネットでは色んな人と知り合えるけど、ネットだけにあぐらをかいてちゃいけない。

SNSでは、共感した者同士が相互フォローになります。その共感の先、信頼を得るためにはリアルでの出会いを大切にしないといけません。

リアルでの繋がりを大切にしましょう。

本記事は以上です。のださん、ありがとうございました！

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