1杯10万円のコーヒーが飲める店でカフェインを決め、江戸の出版王と呼ばれる男に会ってきました。
両者に共通するのは、
良いものを発掘して、正しく世に発信する力があるってこと。
才覚がなくとも成果を上げる方法をまとめました。
先日、カルロスさん一行とお茶をしばいてきました。
1万2千円からしかメニューがなく、砂糖もミルクもスイーツもなく、コーヒー一本勝負のGINZA SIX最上階のお店。また新しい世界を見た。カルロスさんありがとうございました😭めっちゃ楽しい時間でした。ネタがまたできてしまった上に、カルロスさんの戦略を聞けてめちゃくちゃ面白かった... pic.twitter.com/bjRDMLQ5Df— けんたん(櫻井健太)|"喋り"で生きる (@Kentan_wakuwaku) June 7, 2025
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けんたん(櫻井健太)|"喋り"で生きる @Kentan_wakuwaku
カルロスさんが東京に来るので、お茶をしばく予定でした。
事前のDMにて「銀座でネタになりそうなところない?」とのこと。
気になっていたGRAND CRU CAFÉ GINZAというお店を提案してみました。
あんまりパシャパシャ写真撮るのもどうかなと思ったので控えましたが、お店入った瞬間「あ、なんか違うな」と思えるお店です。
自分のなかで定説があり、
こういう類のお店は美味しさ以上に面白さを感じます。
このお店はコーヒー豆をボトルで保管しています。
普通コーヒーって1杯500円〜とかで買うわけですが、ここはボトルで注文するタイプ。
ボトルを注文するとまず開栓の儀があり、
「ポンッ」と栓をあけると、コーヒーの匂いが広がります。
料理アニメのワンシーンみたいでした。
あと強気のコピー書いてんなと思いましたね。
ボトルの裏にQRコードがあって豆の説明を読めます。
ブルーマウンテンの詳細の一部です。
言葉に力強さを感じます。
思うに、良い文章を書きたければ単語への感度を上げる必要あり。
こういうお店の、短く、力強く、端的に表現されている単語は参考になります。
ブログやメルマガなど、
インプットする時は単語を注視したい所です。
こちらのカフェは商品説明の段階で期待値を上げてきます。
他にも店員さんの自信満々の表情を見ていて、
よほど商品力に自信があるんだろうなと思いました。
商品を自信を持って売るというのは、セールスの基本中の基本ですよね。
でもSNSでなかなかそれができない人が多いのは、もしかしたら商品力の高め方がわからないからかもしれません。
「強気になれない性格で...」と言う人もいるようですが性格の問題というより「この商品なら絶対に喜んでもらえる」という確信が持てていないと思うのです。
確信が持てれば、
自然と堂々と紹介できるようになります。
持つべきものは自分への自信ではなく商品への確信です。
では、どうすれば商品への確信が持てるのか?
思うに、商品を作る・売る際の課題の多くは、
そもそも競合商品を十分に研究していないことにあるのかなと。
10万円の商品を買ったことがないのに、
自分が10万円の商品を作ろうとしても基準がわからないし、購買者の気持ちも理解できません。
まずは「良い商品とは何か」を体験から学ぶことが遠回りに見えて一番の近道です。
とにかく強気で売りたければ機能を上げるしかないなと思った次第です。
余談ですが
カルロスさんにコーヒーご馳走になりました。
ありがとうございます。
奢ってもらう時って「いいのかな?」って気持ちがあって、どんな顔したら良いかわからないですよね。
カルロスさんもブログを書いてましたので、ぜひ。
毎度面白いです。
➤Kindle印税ガチ見陽輔氏の交流会に殴り込みに行ってきた結果
いつも熱を感じて面白いブログ。 https://t.co/rhRArmZNws— 初心者🔰 (@netero_crypto) June 9, 2025
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初心者🔰 @netero_crypto
東京まで来たので寄り道して帰りました。
大河ドラマ「べらぼう」のモデルになっている蔦屋重三郎さんの特別展です。
蔦屋重三郎さんは
言わずもがなレンタルビデオ屋・TSUTAYAの名前の由来になっている方でなかなか面白い人生を歩んでいます。
彼は江戸の出版王と言われた男で名プロデューサーです。
ただ彼自身には特段スキルがなく、
当時の人物評で「蔦重は風流もなく文才がない」と酷評されています。
では何がすごかったか?というと、
まず才能ある人間に好かれる能力です。
彼が一緒に仕事をしたメンバーは、
などなど、教科書にのるレベルの人ばかり。
蔦重は吉原生まれで接待も上手く、
吉原に通うお金持ちのための情報通としての一面があったみたいです。
という現代ビジネスでも通用する原理原則は、250年前から変わらなかったようです。
プロモーションの方法も現代で通用しそうなものばかり。
たとえば、上の絵は
とある物語の冒頭に差し込まれたものです。
内容は、
「作者がもう書きたくない」と言ってきたので、
「お前が書かないと店がつぶれちまうのでなんとか」と頼んだところ、
「なげぇ付き合いだから仕方ねぇ。」と言ってもらい、なんとか作品を作ってもらえました。
ここまでしてるので、買って、お願い。
ユーモアがあると言いますか、
プロセスエコノミーって江戸時代からあったんだなと驚きました。
なかなかうだつが上がらない方は、
他人の才能を発掘する道を模索しても良いと思います。
自分に特別なスキルがなくても、
価値あるものを見つけ出して世に伝えることができれば、ビジネスは成立します。
ということを考えて、
東京から江ノ島に帰りました。
今回は以上です。